WFPG-10シリーズ

特 徴
WFPG-10シリーズ
WFPGシリーズは、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)を搭載したシステムを構築し評価、実験に際し、最適な電源環境を提供するFPGA電源専用基板です。 
FPGAなどの高機能LSIを含めた回路設計で要求される低電圧・大電流出力電源機能、システム初期化機能、電池バックアップ機能を搭載しユーザがその目的に応じて機能をチョイスするだけで容易にシステムに組み込ことができます。
主な特徴として
  • 出力電圧は3.3V,2.5V,1.8V,1.2V、1.0V。 各電源はスイッチングレギュレータを採用し出力電流は各レギュレータ最大10A、電力損失は最大で12W。
  • 周辺素子にDDRメモリ、LANトランシーバ、セカンドFPGAを搭載した場合に必要とされる1.2V,0.9Vを搭載
  • ユーザ・システムに電池駆動を必要としている場合を考慮し電池バックアップ機能を搭載
  • 入力電圧の立ち上がりを検知しRESET信号を出力する機能を搭載
  • 3.3V,2.5V,1.8V,1.0V電源は電源モジュール間のスイッチング周波数を同期しEMIノイズ対策を簡素化
  • 差動出力電圧リモート・センス機能を搭載し電源出力と負荷の間の電圧降下を補正
  • FPGAのCORE電圧は各社FPGAに対応し選択可能(0.9V,1.0V,1.1V.1.2Vより選択)
  • 各入出力電源の配線はスクリューレス端子台に電線を直接挿入
  • デバック中に要求される電源初期化に対応する為、マニアルRESET SWを搭載
  • 電源投入表示、バッテリ状態表示用LEDを搭載
  • 電源制御/電池状態信号用ケーブルを添付
アプリケーション
FPGA搭載回路用
複雑な複数電圧を要求するシステム用
マイクロプロセッサ用
携帯機器用
バッテリ駆動制御装置用

ブロック図
基板の種別
品 名 3.3V, 2.5V, 1.8V, 1.0V
スイッチングレギュレータ
1.2Vスイッチングレギュレータ
0.9V ターミネーション・レギュレータ
電池駆動回路
WFPG-10A    
WFPG-10B  
WFPG-10C
入力電圧
電池バックアップを必要としないモデル(WFPG-10A、WFPG-10B)
項 目 MIN TYP MAX 単位
入力電圧 Vccin 4.75

5

5.25 V
電池バックアップを必要とするモデル(WFPG-10C)
入力電圧Vccin 5.31V時の、本基板からの5V出力Vccoutを示します。 DC12V電源は、電池の充電電圧となります。
項 目 MIN TYP MAX 単位
DC5V電圧(注1) Vccin

5.31

V
Vccout 4.94 5 5.04 V
DC12V入力電圧
オプション(注2)
定格   12   V
範囲 8   13 V
DC+12V入力電流 1 A
(注1)外部から供給するVccinを5.31Vに設定した時の、本基板からのDC5V電圧出力Vccoutです。
(注2)本基板に電池を接続して使用する場合のみ必要。本基板内蔵電池充電ICの供給電圧と成ります。
出力特性
項 目 MIN TYP MAX 単位
DC5.0V出力電圧範囲(注1) Vccin-0.27

Vccin-0.31

Vccin-0.37 V
USRV出力電圧範囲(注2) 0.95 1 1.05 V
DC0.9V出力電圧範囲   0.9   V
DC5V出力電流(注3) Iccin+0.9 Iccin+1.4 Iccin+2.4 A
DC3.3V出力電流 0 5 10 A
DC2.5V出力電流 0 5 10 A
DC1.8V出力電流 0 5 10 A
DC1.2V出力電流 0 5 10 A
DC 1V出力電流 0 5 10 A
DC0.9V出力電流 0 1.5 3 A
電力損失 4.1 6.7 12 W
リップル 
3.3V, 2.5V, 1.8V, 1.2V 1.0V
Vout(peak-to-peak)
10 mVpp
0.9V出力 ターミネーション・レギュレータ精度 ±2.2 %
効率 96 96 80 %
スイッチング周波数
3.3V, 2.5V, 1.8V, 1.2V、1.0Vレギュレータ
370 KHz
オーバーカレント スレッシュホールド
3.3V, 2.5V, 1.8V, 1.2V、1.0Vレギュレータ
20 A
レギュレータ間同期CLK周波数
3.3V, 2.5V, 1.8V, 1.2V、1.0Vレギュレータ
370 KHz
RESET出力時間 260 ms
動作温度 0~40
保存温度 0~55

(注1)モデルWFPG-10Cは逆流防止ショットキーダイオードが実装されておりますので、電圧降下が発生します補正値を考慮してVccinを設定して下さい。其の他モデルについては、電池バックアップを必要としないモデルの表を参照して下さい。
(注2)この電源はFPGAのCORE電圧出力用、内臓ジャンパで可変となります。選択範囲は0.9V、1.0V、1.1V、1.2Vにて工場出荷時は1.0V選択表は工場出荷時の電圧です。
(注3)出力電流はレギュレータの電力損失を加算して決定して下さい。

各社FPGA CORE電圧
各社FPGAのCORE電圧に対応、内蔵1.0Vスイッチングレギュレータのジャンパを選択することにより出力電圧を1.2V、1.1V、1.0V、0.9Vに選択できます。
対応FPGA CORE電圧は仕様書を参照下さい。デフォルトは1.0Vを選択しておりま。
外形寸法

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